世界遺産について学んでみよう!

危機遺産

危機遺産とは「危機にさらされている世界遺産」の通称で、世界遺産のうち、自然災害や紛争、開発、密猟などによって価値を失う恐れのあるものをいいます。危機遺産は保護、修復の対象となります。例えば、武力紛争や大規模工事、自然災害などによる破壊の危険や都市・観光開発、密猟などにより荒らされつつある状態などの場合が対象となります。
危機遺産として登録されているにも関わらず、環境・問題が解決されない場合は、世界遺産登録を抹消されることもあります。国内の治安が悪いため、遺跡の保全にも手が回らず危機遺産に登録されてしまうということもあります。最も典型的な例が「エルサレムの旧市街とその城壁」になります。
危機遺産にも登録基準があり、「世界遺産条約履行のための作業指針」では、下記登録基準に該当する世界遺産で、重大かつ明確な危険にさらされており、大規模な保全作業が必要で、援助が要請されているものについて、リストへの掲載を行うとしています。

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